少し前の記事ですが、オランダで「川で魚ではなくプラスチックの釣りを楽しむ」という記事を見つけました。いいですね。
アムステルダムは大きな運河が町を貫いており(下の地図のとおり)、「北のベネチア」とも呼ばれるほど美しい景色が、運河によってもたらされています。
しかしそこには、観光客の捨てたペットボトルが浮かんでいて、地域の資源であるはずの景色を汚している。
だからこそ、よくある「運河クルーズ」だけでなく、そこに「釣り」を合わせて楽しもうというもの。
この活動を行っているオランダのアムステルダム発のスタートアップ企業「Plastic Whale」 のモットーは、「Stop talking. Let's start doing(話すのはやめて、行動しよう!)」というもの。海洋プラスチック汚染という大きな問題に対し、ただ議論をするのではなく、小さくてもよいから実際に自分でアクションを起こしていこうという考えが、Plastic Whaleの活動の根底にあるそうです。
これは、間違いなく楽しそう。子供達が競い合いながら、ゴミを拾うこと間違いなしやね。船に乗船して、流れゆく運河の景色を味わいながら、ゴミの現状を見るいいツアーだと思います。
考えてみるとそもそもの「釣り」において、ルアーの根掛かりや魚が食いちぎることによる、意図しないプラスチックの流出が行っているのではないでしょうか。
そこで調べてみると、分解性ルアーというモノが有るみたいです。
記事:<環境視点>海に優しく魚にも優しく エコな釣り具が登場(東京新聞)
東京海洋大との共同実験で、海水中では全長八センチの虫形ルアーが四年ほどで完全になくなったそう。また、ほとんどが鉛製だった重りは鉄や亜鉛、すず製などになったそう。なぜなら鉛は安くて加工しやすい半面、有害物質が溶け出すことが問題となっているからとのことです。
決してわざとではなくても、結果的に流出するのであれば、少しでも食い止められるといいですね。
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